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レーザー治療について

以下の婦人科疾患が最も良い適応になります


  • 子宮頚部異形成      → 子宮頚部レーザー蒸散術
  • バルトリン腺嚢腫(膿瘍) → バルトリン腺嚢腫(膿瘍)レーザー開窓術
  • 外陰部尖圭コンジローマ → 尖圭コンジローマ蒸散術

バルトリン腺嚢腫(膿瘍)

バルトリン腺は外陰部処女膜近傍に開口部をもつ分泌腺で性的興奮時に粘液性分泌物を外陰部に排出します。ところが出口が何らかの原因にて詰まってしまうため、分泌物がたまり腫れてしまうのです。さらにたまった嚢腫内に細菌感染を起こすと嚢腫内に膿みがたまりバルトリン腺膿瘍となります。嚢腫の状態では形態的変化だけですが、膿瘍になると大きく赤く腫れ上がり、椅子に座れないくらいの疼痛を伴うこともあります。バルトリン腺嚢腫は自然に開口し治ってしまうこともありますが、再発しやすいことや膿瘍になるとかなりつらい症状をおこすことが問題なのです。

バルトリン腺嚢腫(膿瘍)の治療について原則として外科的治療となります。

  1. バルトリン腺嚢腫(膿瘍)穿刺術
    太い針やメスなどで嚢腫に穴をあけ内容を排出させて小さくします。
    主として膿瘍などへの応急処置として外来で行います。簡単にできすぐに効果が現れますが再発することが多いです。
  2. バルトリン腺嚢腫摘出術
    バルトリン腺自体を完全に摘出してしまう手術です。広範囲の麻酔を必要とするため原則として入院治療となります。再発はしませんが片側のバルトリン腺を失うことになります。頻回に再発する、嚢腫が多嚢胞性である、また悪性が疑われるなど際に行なわれます。
  3. バルトリン腺嚢腫開窓(造袋)術
    本来のバルトリン腺開口部の近くに新たな開口部を作成して分泌物の詰まりを改善させる手術です。そのためバルトリン腺を自然のまま残すことができます。ただし嚢腫が多嚢胞性、小さい場合には向きません。外来での手術が可能ですが、縫合糸を使用するので術後の創部管理が必要です。

バルトリン腺嚢腫(膿瘍)レーザー開窓術

本来のバルトリン腺開口部の近くに新たな開口部を作成して分泌物の詰まりを改善させる手術です。当院ではレーザーを用いた開窓術を行っております。

メリット

  • レーザーを用いることにより出血がほとんどなく、縫合も必要ない。
  • 抜糸の必要がないので遠方来院でもOK。
  • 短時間で終了。(15〜30分)
  • 腫れによる痛みが術後消失するので楽になる。
  • バルトリン腺の機能を残すことができる。
  • 外来での手術なので入院の必要がない。

バルトリン腺嚢腫レーザー開窓術の適応

  • 嚢腫径が3.5cm以上
  • 嚢胞が単胞性(ひとつの袋)であること
  • 悪性でないこと
  • 原則として予定手術であること

レーザー開窓術手術を希望される方へ


バルトリン腺膿瘍は痛みが急に強くなり、急いで腫瘤の減圧が必要なことがあります。その場合、原則として切開排膿術となりますが、状況により緊急開窓術が可能な時もあります。手術準備の都合上、お早めにご連絡ください。


外陰(尖圭)コンジローマ

おもにHPV(ヒト・パピローマウィルス)6,11型感染でひきおこされる外陰部〜膣粘膜にできる疣贅(イボ)のことです。あまり症状がありませんが、不定期に突然かゆくなったりすることがあります。ときに多発し、癒合し鶏冠状の大きな腫瘤を形成します。治療としては炭酸ガスレーザー蒸散法が最もよい適応になりますが、あまりに多発している時やその局在位置により外用剤(ベセルナクリーム)による治療をおすすめすることがあります。また分娩時に産道に多発している場合には新生児に感染して問題になることがあり、妊娠中のレーザー治療や帝王切開術を選択することもあります。

尖圭コンジローマの鶏冠状腫瘤性病変
尖圭コンジローマの鶏冠状腫瘤性病変

核周囲空胞を伴う核異型細胞(コイロサイト)
核周囲空胞を伴う核異型細胞(コイロサイト)



尖圭コンジローマ蒸散術

炭酸ガスレーザーを用いて外陰部表面にできた疣贅を蒸散し消し去ります。

メリット

  • ピンポイントで蒸散するので正常部分への侵襲が少ない
  • 外用剤治療と異なり一瞬で治療が終了する

田中レディスライフクリニック(旧 田中産婦人科診療所)


婦人科・産科     母体保護法指定医,各種保険取扱,目黒区子宮がん検診実施医療機関


〒153-0063 東京都目黒区目黒3-10-2    TEL:03-3793-1997

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